政府の「働き方改革」や新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に、いま副業を始める人、検討する人が急増しています。エン・ジャパンのアンケート調査によると、「副業を始めたいと考えている人が9割以上」という結果も出ており、今後副業を実践する人はどんどん増えてくると予想されるでしょう。
でも実は、現在副業を実践している人の割合はまだそれほど多くありません。副業禁止の会社がまだまだ多いという理由もありますし、「副業をしたところで、ちゃんと稼げるのか不安」などといった声も大きいです。
今回は、さまざまな副業に関するアンケート調査の結果をみていきながら、「副業は本当にやるべきなのか?」また「副業で稼ぐにはどうしたら良いのか?」などを解説いたします。
最大手美容室チェーンで売上.指名共に1位を獲得し独立するものの猛烈な赤字でスタート。マーケティングを学び駆使した後、圧倒的な黒字化の仕組みを構築。サロン経営者にコンテンツセールスやコンサルをスタート。3年で複業月収8桁を達成。600名以上が登録する無料オンラインサロン(MAKE TIME)や、”ロイヤル顧客リピートで満席の仕組み”を構築できる実践型のオンラインサロンを運営。コンサルタントとして50件以上のサロンを年商800万~3000万以上UPさせた実績を持つ。現在ではサロンのロイヤルリピート経営の仕組み化や、複業のサポートコンサルを継続中。
副業をしたい人の割合は急増中!だけど伸び悩む実践者の割合……。その理由は?
エン・ジャパンの『「仕事のかけもち・Wワーク・副業」実態調査2021』では、4,619名もの人を対象に副業や兼業に関するアンケート調査を実施しています。これによると、「仕事のかけもち・Wワーク・副業に興味がある」と回答した人は91%にのぼり、その理由は「自由に使えるお金が欲しい」「生活費が足りないから」などが上位となっています。
ただし、実際に副業を経験したことがある割合は5割程度であり、コロナ禍の現在でも微増程度に過ぎないことがわかります。
ほかのアンケート調査を見てみても、傾向としては概ね同じです。厚生労働省の労働政策審議会が2020年に実施した、23万人を対象とした大規模なアンケート調査では、現在副業を実践している人の割合は全体の10%程度に過ぎないとの結果も出ています。
このように、「副業をしたい」という人は増えているものの、実際に副業を始めてみて、継続しているという人は少ないのが実態のようです。実践者が増えないのはなぜなのでしょうか?
「副業したい人」は多いのに「副業している人」は少ない5つの理由
「副業したい人」が多いのにもかかわらず、実際に「副業している人」が少ないのには、次のような理由が挙げられます。
- 本業の会社が副業禁止である
- 稼げるのか不安がある
- やりたい副業がない
- 本業だけで疲れてしまう
- 副業をする時間が取れない
- 本業に支障をきたしそう
実際、楽天インサイトが2018年に実施した「副業に関する調査」でも、次のような調査結果が出ています。
政府の「働き方改革」などの影響で副業を解禁する動きが進んではいるものの、副業禁止の会社はまだまだ多いです。また、家事や本業をやりつつ副業で収入を得ようと思うと時間や体力面の負担が大きく、無理をしないと稼げるイメージが湧かないという人は多いでしょう。
実際のところ、副業はするべきなのでしょうか。しない方がいいのでしょうか?
これからの時代は本当に副業すべき!副業をすべき理由と得られるメリット
結論、もし現在の収入に不満があったり、将来に不安があったりするなら、間違いなく副業を実践するべきだとぼくは考えています。ただし、ただ闇雲にアルバイトなどをすればいいわけではありません。もっと戦略的に、将来の不安を拭えるような形で実践するべきです。
どのような副業を、どのように実践すれば良いのかを解説する前に、まずは「そもそもなぜ副業をするべきなのか」を解説しましょう。
「個の時代」「人生100年時代」が到来!生き抜くためには「市場価値」を高める必要がある
昭和、平成を超えて令和を迎えた現在。いま、日本社会の仕組みは大きな転換期を迎えています。ひと昔前の日本なら、正社員として企業に就職すれば安泰でしたが、いまはもうそうではありません。
「終身雇用」や「年功序列」の仕組みは崩壊し、個人の能力や業績が重要視される時代になっています。また、インターネットやSNSの発展などにより、組織に頼らなくても個人でできることがかなり増えています。
【ポイント】つまりは、どこかの組織に属していれば安泰という時代は終わり、個人個人のスキル・能力が収入に直結する「個の時代」となっているのです!
さらに、医療技術が進歩した現代は「人生100年時代」になったと言われています。寿命が長くなって、その分生活するのに必要なお金は増え続けていますが、一方で日本人の平均収入は減少しています。
そんな現代を生き抜き、より良い未来を作っていくためには、自分の力で就職先を選んだり、個人として稼いだりするためのスキル等を身につけ、自分の市場価値を高めていく必要があるのです!
そして、そのための有効な手段となるのが「副業」だというわけです。
「働き方改革」で「副業解禁」する企業が増加中!この動きはまだまだ続く!
また、いま副業を始めるべき理由はもうひとつあります。それは、「副業を始める人が今度どんどん増えてきて、競争が激しくなる」ということです!
2016年から政府が実行している「働き方改革」の一環として、サラリーマンの副業・兼業が推進されるようになりました。
特に、2018年1月に行われた「モデル就業規則」の改正は大きなインパクトを残しています。従来は、「副業は原則禁止すべき」という立場を取っていたところから一転して、「原則認めるべき」という立場に変わったのです!
- 従来の規定 : 「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」
- 新しい規定 : 「勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」
その結果、2018年以降のほんの数年だけで、ロート製薬やソフトバンク、カゴメ、みずほ銀行、三菱地所、アサヒビール、キリンHD、新生銀行、ダイハツ、DeNA、九州電力などといった大手企業が続々と副業・複業を解禁しています。
この動きは今後どんどん進んでいくと予想されており、今後は「副業を認めない会社なんて古いよね」という社会になってくるはずです。
そうなれば副業を始める人も増えてきますので、いい副業は優秀な人に取られがちになるでしょう。だから、いまのうちから副業を始めて、いいポジションを築いていくべきなのです!
「正しい副業」で人生が変わる! 副業で得られる大きなメリット
そんな、これからますます重要となってくる副業。良い副業を続けることで、次のようなメリットを得ることができます。
- スキルや知識、経験がつく
- 個人として実績が残せる
- 人脈が増える
- 収入が増え、定年もなくなる
- やりたいことや得意なことが見つかる
- 転職や独立が目指せる
- 本業にも活かして相乗効果を生み出せる
ただし、このようなメリットを得られるのは「良い副業選び」ができている場合です。それでは、良い副業とはなんなのか。その秘密に迫っていきましょう。
副業で月10万円以上の収入がある人の割合は約20%!稼げる人の特徴は?
実際のところ、副業でちゃんと稼げている人は多くないです。以下の調査の通り、半分以上の人が月5万円以下の副業収入であり。月10万円以上稼げている人は全体の20%程度に過ぎません。
なぜ、ほとんどの人が副業で稼ぐことができないのか。その理由はズバリ、「時間労働」しかしていないからです。飲食店や引っ越しなどのアルバイトやデータ入力などの単純作業を副業に選んでしまう人がほとんどですが、そのような働き方で稼ぐには時間や体力的に無理があるのです。
では逆に、副業できちんと稼げている人はどんな副業をしているのか。それは、「スキル」や「経験」を活かした「成果労働」の副業などです!
具体的には、Webライターやブロガー、Webデザイナー、プログラマー、YouTuber、ECサイト運営などです!
副業で稼ぐには「長期的な視点」が重要!すぐに稼げる副業はやめよう!
副業で稼ぎたいと思うなら、絶対に覚えておくべきことが1つあります。それは、「すぐに稼ごうとしない」ことです。
コンビニや引っ越しなどでアルバイトをすれば、スキルなどは一切なくても働いた時間に応じた給料を必ずもらうことができます。でも、誰でもできるぶん時間あたりにもらえるお金は少なく、時給1,000円前後ですよね。
【ポイント】時間や体力などのリソースが限られた副業できちんと稼ぐには、時間単価を高めることが不可欠です。
スキルを身につけて、自分の価値(=時給)をあげていくことが求められるのです!
スキルを要する仕事は、誰にでもできるものではないからこそ効率よく稼ぐことができます。このような仕事は初心者のうちはなかなか稼げず、勉強することも多くて大変かも知れませんが、ある程度続けてスキルや経験、実績がついてくればみるみる稼げるようになってきます。
すぐに稼ごうとせず、長期的な視点で「スキルアップしながら長い目で見て稼ぐ」という考え方を持つことが副業を成功させるコツなのです。
スキルや知識、実績、経験、人脈がつく副業なら将来のキャリアや収入が大きく変わる!!
スキルアップできるWebライターやプログラマーなどの副業は、ただ稼げるだけではありません。他にも次のようなさまざまなメリットが得られます。
- スキルアップやキャリアアップができる
- いい人脈もつくれる
- 時間管理やマーケティングなどの力も自然につく
- “やりたいこと”や”得意なこと”を低リスクに探せる
- 市場価値の向上により、転職や独立へとつなげられる
- 生きがい・やりがいが得られる
続けていくうちにだんだんとスキルや経験がついてきて、それとともに副業を通じて人脈も広がっていきます。また、現代はTwitterやブログ、インスタグラムなどで発信しながら副業をする人も多いので、自分もアカウントを作って発信しながらそのような人たちとつながっていけば、情報交換をしあえる仲間にも簡単に出会えます。
【ポイント】このようにして副業を通して得られた【スキル・経験・実績・人脈】などは自分の中に【無形資産】として蓄積され、自分の【市場価値】を高めてくれます。
市場価値の高い人間はより単価の高い副業を選ぶこともできますし、本業をやめて独立したり、より条件の良い会社に転職することも選べるようになります。このようにして自分の可能性が広がっていき、自分らしくやりがいを持って働ける仕事や自由な生き方を選べるようになるのです!
人生を変える「正しい」副業の選び方・始め方
そんなふうに副業で人生を変えていくには、前述の通り「長期的な視点」を持って、「すぐに稼げる副業」をやめ、「スキルアップできる副業」を選ぶ必要があります。
より具体的には、次のようなステップで副業を始めるようにすると良いでしょう。
【副業の始め方】
- 避けるべき副業・選ぶべき副業について知る
- 会社の就業規則をチェックする
- 副業をする目的を明確にする
- 自分の「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」を整理する
- 副業の時間を確保する
- 興味のあるものから初めてみる
- PDCAサイクルを回す
避けるべき副業・選ぶべき副業
まずはとりあえず、「避けるべき副業」と「選ぶべき副業」の違いを知ることです。避けるべき仕事としては、以下のようなものが挙げられます。
- アルバイトや派遣などの「スキルがつかない時間労働」
- 株式投資やFx、仮想通貨などリスクのある「金融投資」
- 在庫を抱えるなど「多額な初期投資が必要なもの」
逆に選ぶべき副業は、次のようなものです。
- スキルに応じて時間単価を上げられる「成果報酬型の労働」または自分でビジネスを行う「個人事業」
- 少ない初期投資で始められるもの
- オンラインで完結するなど取り組みやすいもの
- 独学するために必要な情報がネットや書籍で手に入るもの
- 自分が興味を持って取り組めるもの
より詳しくは、また別の記事で解説しますので、楽しみにしていてください!
本業の就業規則に注意する
副業をするうえでは、本業との兼ね合いも大切です。なぜなら、副業でスキルアップして将来の可能性を広げるためには、本業による安定収入も欠かせないからです!
一番に注意したいのは会社の就業規則です。社員の副業を禁止している会社もまだまだ多いですし、全面禁止ではなくても一定の条件をつけている会社がほとんどです。
副業を始める前には就業規則をチェックし、どんな副業なら就業規則に触れないかを知っておくとともに、場合によっては税金などによって会社にバレるかバレないかなども考えておく必要があるでしょう。
副業の種類・収入モデルから選ぶ
「スキルやキャリアを磨ける副業」にも色々な種類があります。例えば、次のようなものです。
- WebライターやWebデザイナー、動画編集などの「業務委託契約による成果報酬型の副業」
- ブログやアフィリエイトサイト、YouTubeなどの「積み上げ式の広告収益モデル」
- ライブ配信などの「投げ銭モデル」
- ECサイト(ネットショップ)運営や実店舗による「商品(コンテンツ)販売モデル」
- コンサル業やオンライン英会話講師など
Webライターとして記事を書いて報酬をもらうのか。イラストやハンドメイドなどをECサイトで販売するのか。ブログなどで広告収益を狙うのか……。
どんなことができそうか、どのようなものに興味があるのか考え、自分に合っていそうなもの、続けられそうなものを検討してみましょう。具体的には、以下の記事などを参考にしてみてください!
需要も高くて取り組みやすい「オンライン副業(ネット副業)」がオススメ!
なお、今の時代に副業を始めるなら、できるだけパソコン一台とインターネット環境さえあれば始められる「オンライン副業(ネット副業)」がおすすめです。早起きして出勤前に1時間、終業後にカフェに寄って帰宅前に1時間など、手軽に取り組みやすいからです。
また、コロナ禍のいまオンライン副業の需要が拡大していることも大きなポイントです。優秀なWebライターやWebデザイナー、プログラマーなどを求めている企業は非常に多く、今後もこの傾向はまだまだ続くものと思われます。
スキルさえ身につけてしまえば活躍の場所はいくらでもある職業なの転職や独立も狙えますし、業務委託型の仕事もたくさんあるので初心者の頃でも仕事は取りやすいのです。
怪しいネット副業には注意!安全で稼げるおすすめのオンライン副業7選
ただし、オンライン副業をするなら気をつけたいのは「詐欺のような案件」です。昨今の副業ブームに乗じて「簡単に稼げるネット副業・スマホ副業」のようなものも増えていますが、実際は多額の初期費用を請求してくる割にほとんど稼げないようなものばかりです。以下のようなオンライン副業をすることをお勧めします。
【おすすめのオンライン副業】
- Webライター
- ブロガー(ブログ運営)
- Webデザイナー
- Webコーダー
- プログラマー
- 動画編集者
- YouTuber
また、Webライターなどの初心者を狙った搾取案件も増えています。たとえば、「うちは報酬は安いけど、初心者歓迎ですよ!実績もつくし、しっかり学べますよ!もちろん、実力がついたら単価アップもしますよー!」みたいな謳い文句で初心者を誘い、業界水準を遥かに下回る安い報酬で労働力を搾取するような案件です。
基本的に「楽して稼げそう」なものは怪しいものばかりですので、楽そうなものに飛び付かず、しっかり情報収集をしたうえで手堅く一歩一歩進めていきましょう。
副業を始める前に!知っておくべき副業のデメリットや注意点
ここまで副業をすべき理由をお伝えしてきましたが、もちろん副業にもデメリットなどもあります。最後に、副業を始める前に知っておくべき注意点を簡単にまとめておきましょう。
- 過労や睡眠不足に気を付ける
- 副業禁止の会社だとバレたらペナルティを受ける可能性も
- 詐欺のような案件やセミナーなどもある
- 確定申告が必要になる
- 税金が増えたり控除が受けられなくなったりすることも
詳しくはまた別の記事で解説いたします。
【まとめ】実際に副業を始める人がまだ少ない今こそ副業のチャンス!人生を変える第一歩を踏み出そう!
コロナ禍のいま、「副業を始めたい」と考える人は増えていますが、実際に始める人や続けられている人は少ないのが現状です。でも、これからさらに副業需要は増えてくると考えられますので、できるだけ早めのスタートを切って、一歩リードしておくのがおすすめです。
Webライティング、Webデザイン、動画編集、プログラミングなどのスキルを身につければ時間効率よく副業収入を得られるようになるだけでなく、独立や転職の選択肢も生まれてきます。
自分の人生を自分で選べるように、まずはその第一歩として副業を始めてみましょう!
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