ダブルワークとは？ 副業や兼業、複業とはどう違うの？ ダブルワークの注意点や稼ぎ方まで徹底解説！

ダブルワークは、2つの仕事を掛け持つことで収入を増やすための取り組み全般です。2つの仕事を掛け持ちしてさえいればどんな働き方でもダブルワークです。会社で働きながら休日に個人で家庭教師の副業をしたり、ブログ運営をしたりなどといった「会社員+個人業」という場合もあれば、バイトの掛け持ちのように本業と言える職業を持たない場合も含まれます。もちろん、飲食店経営をしながらYouTuberをしている場合などもダブルワークの一種と言えます。

ダブルワークをする人の中には、収入の不足に悩んで仕方なくダブルワークをしている人もいれば、キャリアアップやスキルアップを目的として自ら進んで行っている人もいます。この記事では、そんなダブルワークについて詳しく解説します。

ダブルワークとは？ 副業・兼業・複業・パラレルワークとの違い

ダブルワークは働き方を問わず2つの仕事を掛け持ちしている状態を指す言葉ですが、似たような言葉に副業や兼業、複業、パラレルワークなどがあります。これらはいずれも、法律による扱いの違いなどといった明確な区別はありません。しかし、これらの言葉の中にはニュアンスがやや異なるものもあります。

ダブルワークと副業の違い

副業もダブルワークと同じく2つの仕事を掛け持ちしている状態ですが、副業の場合は掛け持ちしている2つの仕事の間に「メイン」と「サブ」という明確な区別がある点でダブルワークとはややニュアンスが異なります。

また、本業があるにもかかわらず別の仕事に取り組む副業の場合、単に収入だけを目的としているのではなく、やりがいやスキルアップ、自己実現、未来投資などを目的としていることが多いのも特徴です。たとえば、趣味の延長として習字教室や家庭教師をしたり、ブログやYouTubeなどで発信活動をしたりする場合や、フリーランスのWebデザイナーやプログラマーとして自分のスキルを活かしたりする場合、副業という表現を使うことが多いです。

ダブルワークと兼業の違い

兼業は複数の仕事を同時に行っていることを指す言葉で、ダブルワークとほぼ同じ意味合いです。会社員が実家の農業を手伝ったり、休日にアルバイトしたりといった状況で使われることが多いです。

ただし、兼業は何か主となる「本業」がある場合に使われる場合が多いですが、ダブルワークの場合はメインとなる本業を持たず、パートやアルバイト、単発派遣などだけを掛け持ちしている場合にもよく使われます。

ダブルワークと複業の違い

複業は比較的新しい言葉です。「副業」と同じ読み方であり、複数の仕事を並行している点や収入以外の目的を持っていることも同様ですが、「複業」ではメインとサブの区別をつけない点が大きく異なります。

複業では、それぞれの仕事をある程度独立した形で行っていることが多いです。たとえば、デザイナーとしてフリーランスで仕事をしながら、趣味で陶芸の作品を販売するなどがその一例です。

また、例は少ないですが社員の「複業」を推進している企業もあります。そのような企業には、正社員でありながらも自身で会社経営をしている人であったり、別の企業でも正社員として勤めている人だったりなど、多種多様な働き方をしている人が集まります。

ダブルワークとパラレルワークの違い

パラレルワークも「複業」と近い意味合いの言葉です。「パラレルキャリア」などと呼ばれることもあります。パラレルワークや複業では、本業のスキルや経験を別の仕事に活かしてより大きな価値を社会に生み出している人が多いです。たとえば、医師が講師や執筆活動を行うなどがその一例です。

ダブルワークって本業にバレる？ Wワークのデメリットや注意点

ダブルワークは本業にバレることもあるため、注意が必要です。一部の企業では副業禁止の就業規定を設けていることもあるので、副業を行う場合には雇用契約書や就業規則等を確認する必要があります。副業禁止の就業規定を破ると懲戒解雇のリスクがあるため、十分に注意しましょう。

また、労働時間が過剰になりやすいので、睡眠不足やストレスなど、健康面にも気を遣いましょう。

ダブルワークが本業にバレてしまう理由と対処法

ダブルワークが本業にバレてしまう理由としては、BizHitsのアンケート調査によると、意外にも働いている現場を直接みられてしまうケースがもっとも多いようです。その他にも、副業用のSNSアカウントが見つかってしまったり、副業先から本業先に電話がかかってきたりすることもあります。また、住民税からバレてしまうこともあるので、十分注意しましょう。

万が一職場にダブルワークがバレてしまった場合は、まずは素直に報告・謝罪することが重要です。本業をあくまで優先していることを伝えるとともに、なぜダブルワークが必要だったのか理由を正直に説明しましょう。収入面など致し方ない理由があれば軽度な処分のみで見逃してもらえる場合もありますし、時には副業の許可が得られることもあります。ウソはつかず、誠意を見せることが大切です。

ダブルワークをするなら？ おすすめの稼げる副業5選

ダブルワークには、さまざまな種類があります。現在の収入不足を補うためだけならばコンビニや飲食店でアルバイトしたり、休日に単発派遣をしたりといった副業でも構いませんが、それではいつになっても生活水準の向上が見込めません。

どうせダブルワークするなら、自分が既に持っているスキルを活かしたり、自己実現につながることを選んだりしましょう。たとえば、次のようなものです。

自分に合ったダブルワークを選び、効率的に稼いでいきましょう。

将来につながるダブルワークで、自分らしい働き方を目指そう！

2つの仕事を掛け持つダブルワークと言っても、その働き方は多種多様です。単に収入を得るためだけにアルバイト等をするのではなく、スキルアップや自己実現につながる仕事を選ぶことで、本業だけでは得られないやりがいやチャンスが得られます。

会社へのバレや健康管理などに注意する必要こそありますが、もし現在の収入やキャリアに不満を持っているのなら、何か副業を始めることをおすすめします。やりたいことにつながるものや、自分のスキルや経験を活かせるダブルワークを選んで継続すれば、徐々に自分らしい働き方に近づいていけるはずです。自分に合ったダブルワークを見つけて、収入アップと自己実現を目指しましょう。