国が推進している「働き方改革」のおかげで、副業・兼業がいま注目を集めています。2018年の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」改訂によりルールが明確化され、副業・兼業を解禁する企業も増えてきています。
さらにはコロナ禍によるリモートワークの普及や経済不安も副業・兼業の普及を後押ししており、近年ではさまざまな形で副収入を得る人が増えているのです!
ところで、あなたは「副業」と「兼業」の違いを説明できるでしょうか? 意外と答えられない方が多いのではないかと思います。この記事では、副業・兼業に加えてダブルワーク、複業、パラレルワークなどの言葉の違いを説明しつつ、これらのような働き方をする魅力や注意点などに迫っていきます。
最大手美容室チェーンで売上.指名共に1位を獲得し独立するものの猛烈な赤字でスタート。マーケティングを学び駆使した後、圧倒的な黒字化の仕組みを構築。サロン経営者にコンテンツセールスやコンサルをスタート。3年で複業月収8桁を達成。600名以上が登録する無料オンラインサロン(MAKE TIME)や、”ロイヤル顧客リピートで満席の仕組み”を構築できる実践型のオンラインサロンを運営。コンサルタントとして50件以上のサロンを年商800万~3000万以上UPさせた実績を持つ。現在ではサロンのロイヤルリピート経営の仕組み化や、複業のサポートコンサルを継続中。
兼業とは? 副業やダブルワークとはどう違うの?
兼業とは収入を得るために携わる本業以外の仕事のことを指す言葉で、副業やダブルワークとの厳密な定義の違いはありません。事実、厚生労働省や中小企業庁等の公的な文書においても「副業・兼業」という主語でまとめて語られており、これらの用語を使い分けてはいません。法律的に言えば、兼業・副業・ダブルワーク・複業・パラレルキャリア、その他似たような言葉もすべて同一と見なされるのです。
兼業と副業・ダブルワーク・複業・パラレルワークの違い
法律的にはいずれも同一と見なされていますが、日常の会話の中では多少のニュアンスの違いはあります。
「副業」と言えば、基本的に正社員として勤めている会社であったり、自分で経営している事業であったりなどといった「本業」があり、副業はあくまでサブの収入源であるという印象が強いです。
それに対して「兼業」と言うと必ずしもメイン・サブの序列があるとは限りません。場合によっては本業よりも収入が多い場合もあり得ます。
「ダブルワーク」は多くの場合、「副業」とほぼ同じニュアンスで使われます。ただし、メインとなる本業を持たずにパートやアルバイト、単発派遣などを掛け持ちしているような場合にもダブルワークという表現は使われるので、多少の違いはあると言えるでしょう。
なお、数年前から見聞きすることが増えた「複業」や「パラレルキャリア」という言葉は、副業やダブルワークとはやや意味が異なります。これらはNPO活動などのビジネスに限らない活動に対しても使用されることがあり、働き方というよりも「生き方」や「考え方」に重きを置いた概念だと言えるでしょう。
いまの時代に兼業・副業が求められている理由
副業・兼業をする人は年々増えていますが、それは政府の「働き方改革」やコロナ禍の影響だけの理由なのでしょうか? 実のところ、もっと複雑な事情が絡み合って、副収入を求める人が増えていると言えます。
まず、日本経済全体の冷え込みにより、本業の収入が伸びなくなっていることが大きな要因です。しかも、消費税や社会保険料はこの数十年で少しずつ増加しており、実質的な手取りはどんどん減っているのです!
このような経済的な打撃は、将来への不安を呼びます。かつてのように、退職金や年金に全幅の信頼を置けるような時代はとうに終わっており、老後に向けて貯金を作っておかなければならないという心配が副業・兼業の必要性を高めているのです!
他方で、若い人を中心として「スキルを身につけて自分の力で稼ぎたい」という意識が高まっているのも副業・兼業が注目されている一因となっています。IT、インターネットの発展により、昔と違って個人で稼ぐ手段は圧倒的に増えています。スキルさえ身につければ自宅にいながら副収入を得ることもできますし、実績がついてくればそれを活かして転職する選択肢も生まれます。
会社ばかりに依存するのをやめ、「自分の価値を高めて選択肢を増やしておきたい」という意識が高まっているのも、この副業・兼業ブームの大きな要因なのです!
人によって副業・兼業をする理由はさまざまです。本業の手取りだけでは厳しいから派遣やアルバイトで収入を増やしたいという人もいますし、目標に向けてハードに兼業・副業している人もいます。
とはいえ何にせよ、この先行きが見えにくくなった現在、収入源を増やしておいて損はありません。特に、副業を通して新たなスキルや経験が得られれば生活を一変できる可能性もありますので、ぜひチャレンジしてみるといいですね!
兼業・副業をする目的とメリット
副業・兼業の一番のメリットはもちろん収入が増えることですが、それだけではありません。選ぶ副業によっては、以下のようなメリットを得ることができるのです!
- スキルアップやキャリアップ
- 低リスクにやりたい仕事、得意な仕事を探せる
- 市場価値の向上や価値観の広がりにより、転職や独立へと繋げられる
- 本業と副業でシナジーがあれば、本業の成績アップや昇進に繋がることも
このようなメリットを得るためには、時給で働くアルバイトなどの「時間労働型」の副業ではなく、スキルで稼ぐ業務委託やアフィリエイトなどの「成果報酬型」や「個人事業型」の副業を選ぶ必要があります。
Webライティングや動画編集などといったスキルを学びながら、それを活かした仕事を副業・兼業として実践することで、お金を稼ぎながら将来の可能性を広げることができるのです!
兼業・複業って本業にバレない? 兼業・副業のデメリットや注意点
とはいえ、副業・兼業はメリットばかりではありません。時間がなくなり、疲れやストレスが貯まりやすくなるなどといったデメリットも当然ありますし、注意すべきリスクもあります。
事実、エン・ジャパンが実施した『「仕事のかけもち・Wワーク・副業」実態調査2021』では、副業・兼業を試してみた人の多くが体調管理やスケジュール管理の難しさを感じていることがわかります。
睡眠不足やストレスなどで健康を壊してしまっては元も子もないですし、本業のパフォーマンスが下がって会社での立場を悪くしてしまうのも大きな問題です。
副業・兼業を行うなら、長期的な視点を持ち、無理なく計画的に実践していくことが大切です。
兼業・副業は税金や保険料に要注意!
また、副業・兼業を行う際は「税金」や「保険料」にも注意が必要です。
パート・アルバイトで兼業・副業を考えている主婦や学生の場合、年間の合計所得が103万円を超えてしまうと、扶養控除の範囲から外れてしまいます。103万円を超えた分の所得には所得税が課税されるようになるので、思ったよりも手取りが増えなかったり、場合によっては逆に減ってしまう可能性もあるのです!
また、副業・兼業の種類によっては自分で確定申告をする必要が出てくる場合もあるので、必ず確認しておきましょう。
(関連記事)【総まとめ】副業の税金 | 確定申告はいくらから? 住民税はどうすればいい? 全部わかる「副業の税金」のこと(※近日公開予定)
副業禁止の就業規定を破ると懲戒解雇のリスクも!
また、副業・兼業をするなら必ず本業の「就業規定」を確認する必要があります。
副業禁止の規定がある場合、隠れてダブルワークしていたのがバレてしまうと減給や降格、ときには懲戒処分の可能性もあります。また、公務員の場合、副業は法的に禁止されており、重い処分は免れません。
大企業を中心に副業解禁の動きが進みつつある現代ですが、中小企業では副業・兼業を禁止している会社もまだまだあります。自分の会社の就業規定は必ず確認しておきましょう!
兼業・副業が本業にバレてしまう理由と対処法
そもそもですが、副業・兼業は会社にバレてしまうものなのでしょうか? 会社の近くのコンビニや飲食店などでバイトしてたらバレてしまうのも無理はないと思いますが、たとえば匿名でブログをつくったり、Webライターとして活動したりなど、ネット上だけで活動する分にはバレない気がしますよね。
でも実のところ、副業が会社にバレる原因は思っているよりもたくさん潜んでいます。たとえば、次のようなものです。
- 住民税からバレる
- 社会保険に関する手続きが必要になってバレる
- 年末調整の控除申請書関係でバレる
- 副業している現場を直接見られる
- パソコンやスマホの画面や通知を見られる
- SNSで副業の発信をしているのが見つかる
- うっかり喋ってしまう
- 噂や人づてにバレる
- 言動の変化から勘付かれる
特に気をつけたいのは住民税です。他社と雇用契約をして働くアルバイトや派遣社員などの副業・兼業の場合、実は、そちらで稼いだ給料分の住民税も本業の会社にまとめて請求されてしまうのです!
このようなリスクをなくすには、雇用型ではなく業務委託型の副業・兼業、たとえばWebライターやWebデザイナー、YouTuberなどとして稼ぐのがおすすめです。このような雇用契約のない副業の場合、自分で確定申告する必要がありますが、その際に「住民税の普通徴収」という欄にチェックを入れておくことで、副業分の住民税が会社の給料天引きに反映されるのを防ぐことができます。
副業禁止の会社でもバレないように副業・兼業したいなら、アルバイトや派遣社員などの雇用型の仕事は避けるようにしましょう。
失敗しない兼業・副業の選び方・始め方
副業・兼業に派遣やアルバイトなどといった仕事をおすすめしないのは、住民税によりバレやすいからだけではありません。
【ポイント】そもそも、このような「時間労働型」の副業ではほとんどスキルアップを望めず、いつになってもあまり稼げるようになりません。せっかく副業・兼業をするなら、本業では身に付かないスキル・知識を学べるものを選び、自分の市場価値を高めることが重要なのです!
先ほど例に挙げたWebライターやWebデザイナー、YouTuberなどの副業は稼げるようになるまでにある程度の勉強や努力が必要ですが、身につけたスキルやこなした実績が資産として蓄積されていきます。
そのため、続けていけば次第に稼ぎやすくなっていき、最終的には普通のアルバイト等とは比較にならないほど時間単価が良くなるのです!
また、副業を通して十分にスキルや実績を積めば、そちらの方向で独立したり、転職したりすることも可能になります。このように、自分の市場価値を高め、可能性を広げられる副業を選ぶことが大切なのです!
良い副業選びのポイントとおすすめの副業7選
ここまでに解説してきた通り、「良い副業」とは「スキルを要する副業 = スキルが得られる副業」のことです。それでは、具体的にどんな副業を選べば良いのか、選び方のポイントやおすすめの副業をご紹介しましょう。
- まずは副業をする目的を明確にする
- 雇用型ではなく、スキルや実績が蓄積するものを選ぶ
- 興味のあるものや自分の強み・経験を活かせるものを選ぶ
- リスクが高いもの、初期投資が必要なものは避ける
- あまり苦にならないものを選ぶ
- 取り組みやすい「オンライン副業」がベター
このような観点を踏まえ、以下のような副業がおすすめです。
- Webライター
- ブロガー、アフィリエイター
- Webデザイナー(LP制作、サムネイル作成、バナー作成)
- Webコーダー
- プログラマー
- 動画編集者
いずれも稼ぎ始めるまでに最低数ヶ月の学習期間は必要ですが、いずれもスキルアップにつながり、将来性のある副業です。以下の記事ではより詳しく解説していますので、ぜひ併せてチェックしてみてください!
(関連記事)【副業おすすめランキング】将来性が高い稼げる副業とは?会社にバレにくい職種を中心に紹介!!(※近日公開予定)
【まとめ】スキルや経験を積むごとに収入アップが見込める兼業・副業で、低リスクに転職・独立を成功させよう!
本業の他に副業・兼業をすることは、単に副収入が得られるだけでなく、新たなスキルを身につけたり、個人としての実績を積んだりできるチャンスです。身につけたスキルや経験は転職や独立の選択肢も増やせますし、本業に活かすこともできます。副業を通して自分の可能性を広げていけば、お金を稼ぐことへのモチベーションややりがいも変わってくるはずです。
これまでは副業への風当たりが強い世の中ですが、近年の副業解禁の動きは副業・兼業をしてみたい人にとって大きな追い風となっています。ぜひこの機会に新たなチャレンジをしてみましょう!
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