働き方の多様化が進む現在、副業や兼業をしたいという人は増え続けています。そんな「副業ブーム」とも言える近年では、昔から馴染んだ「副業」「兼業」「ダブルワーク」などだけではなく、新たに「伏業」「複業」「パラレルキャリア」「スラッシュワーカー」などさまざまな働き方を耳にするようになりました。これらが具体的にどう違うのか疑問に感じることもあるのではないでしょうか?
また、会社の就業規則で「兼業・副業の禁止」と書かれているとき、どこからがアウトでどこまでならセーフなのか気になる方も多いはずです。そこでこの記事では、副収入を目的としたさまざまな働き方について解説し、その違いを明確にするとともに、「副業禁止でもセーフな副収入」や「グレーだけどやり方次第ではバレない副収入」などを解説いたします。
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- 兼業・副業・複業・伏業・ダブルワークなどの違いや定義 ── さまざまな働き方の違いを一挙解説!
- 「副業」や「働き方の多様性」が注目されている背景 ── いま副業・複業を始めるべき理由
- 就業規則に「兼業・副業の禁止」があっても安全に副収入を得る方法はある?
- 副業を始める際の注意点 ── 絶対にチェックしておくべき4つのポイント
- 【まとめ】副業で「未来の選択肢」を広げ、自分らしい生き方・働き方に向かっていこう!
兼業・副業・複業・伏業・ダブルワークなどの違いや定義 ── さまざまな働き方の違いを一挙解説!
働き方の多様化が進んでいる近年では、働き方を表す言葉も増え続けています。たとえば、昔から馴染んだ「兼業・副業・ダブルワーク」などの以外に「複業・伏業・パラレルキャリア・スラッシュワーカー」などがあります。このように、さまざまなメディアや著名人によって多様な働き方が提唱されていますが、法律や契約の観点から見てみますと、これらに違いは特にありません。
税金面や労働基準法などを考えるとき、重要なのは
- 本業以外に所得を得ているのかどうか
- その所得区分はなにか
- 本業の会社以外とも雇用契約を結んでいるのかどうか
という3点が主なものです。ですので、副業だろうと兼業だろうとパラレルキャリアだろうと、呼称はあまり関係がないのです。
ただ、先ほどは法律や契約の観点で話をしましたが、現実での使われ方としてはそれぞれの言葉が指す内容やニュアンスには違いが見られます。使う人によって認識や見解はさまざまですが、多くの場合、次のような使い分けをされています。
- 兼業 : 複数の仕事を並行して行う働き方全般。複数の仕事を持っている場合に広く使われる
- 副業 : 本業とは別に「サブの仕事」を持つ働き方。主に、小規模な個人事業やブログなどで副収入を得ている場合に使われる
- ダブルワーク : 2つの仕事を持つ働き方。主に、「正社員 + アルバイト」などのように2つの企業に同時に雇用される場合に使われる
- 複業・パラレルキャリア : 本業との優劣をつけずに複数の活動に並行して取り組む働き方。仕事だけでなくNPO活動なども含まれる
- スラッシュキャリア : 複数の業務に携わってさまざまな肩書きを身につけ、マルチな人材として多方面で活躍する働き方。主に、多様な業務に携わるフリーランスなどに対して用いられる
- 伏業 : 会社に隠れて副収入を得る働き方。副業やダブルワークなどの一種と言える
それぞれについて、もう少し詳しく解説しましょう。
① 兼業・副業とは? ── 複数の仕事を並行して行なっている場合に広く使われる言葉
「兼業」および「副業」は、複数の仕事を並行して行う働き方全般に対して広く用いられる言葉です。つまり、複業やダブルワーク、パラレルキャリアなども兼業・副業の一種と見なすこともできますし、特に本質的な違いはないと言ってしまっても良いでしょう。
「兼業・副業の促進に関するガイドライン」などの厚生労働省の公式発表でも、「兼業」と「副業」の間に特に区別はつけていません。ちなみに、このガイドラインについて解説した厚生労働省の公式パンフレットでは「副業・兼業」を次のように定義しています。
“副業・兼業を行うということは、二つ以上の仕事を掛け持つことをここでは想定しています。
副業・兼業は、企業に雇用される形で行うもの(正社員、パート・アルバイトなど)、自ら起業
して事業主として行うもの、コンサルタントとして請負や委任といった形で行うものなど、さまざま
な形態があります。”
── 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン わかりやすい解説」, p4より
「副業」は「本業とは別の”サブ”の収入源」という意味合いがやや強い
前述の通り、公的な見解としては「兼業」と同じ意味の「副業」という言葉ですが、実際にはやや違ったニュアンスを含んで使い分けられていることも多く見られます。「副業」という場合、「兼業」以上に「メインとサブ」という優劣関係がはっきりしており、「本業以外のサブの収入源」といった意味合いがやや強くなります。
「兼業・副業」は「ダブルワーク」と違って「収入以外の主目的がある」ことが多い!
公的にはいずれもまったく同じ意味である「副業」「兼業」「ダブルワーク」という言葉ですが、実践者の”目的”や”仕事内容”にフォーカスしてみると、やや違ったニュアンスが見られます。
ダブルワークという場合、主に「収入不足の補填」を目的として「パート・アルバイト・派遣として雇われて働く」ことを意味する場合が多いですが、副業や兼業という場合、次のようにもっと幅広い目的・内容で使われます。
兼業・副業する動機や目的 | 兼業・副業の仕事内容 |
---|---|
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つまり、「兼業・副業」は「ダブルワーク」も意味の一部として含んでいますが、それ以上に「将来のため」あるいは「やりがいのため」と言った意味合いが強いのです!
② ダブルワークとは? ──「本業+アルバイト」など複数の企業に掛け持ちで雇われる働き方
先ほどの解説の中でも触れた通り、ダブルワークは「複数の企業に同時に雇われる働き方」を指してよく使われます。つまり、「本業+アルバイト」や「2つのアルバイトの掛け持ち」などといった働き方ですね!
このことからも想像できる通り、ダブルワークは「収入の不足を補うこと」のみを目的とするのが一般的です。将来を見越したりやりがいを求めたりというよりは、「現状の収入面をなんとかしたい」という必要性に迫られて行なっている人がやや多くなります。
③ 複業・パラレルキャリアとは? ── 本業との優劣をつけずに複数の活動に取り組む注目の働き方
「複業」は、最近注目を浴びている比較的新しい働き方の概念です。複業とは、メイン・サブという優劣をつけず、どちらも本業のように複数の活動に並行して取り組む働き方を指します。2017年に有名IT企業「サイボウズ」が「複業採用」を発表したことなどから話題となりました。
複業の実践例として有名なサイボウズでは、フレックスタイム制やリモートワークなどを利用して柔軟な労働環境を整え、社員にかなり自由度の高い複業(副業)を認めています。また、他社や個人事業主として働いている人材を「複業採用」として募集し、個々の希望に合わせた雇用形態や契約条件を柔軟に決める制度が整えられています。この制度によってサイボウズには優秀な人材が集まり、離職率も28%から4%にまで激減させることができたのです!
そんなサイボウズには、正社員として2社に勤めている人や、兼業農家としても活動する人、執行役員でありながら副業を行う人などさまざまな人材が活躍しています。複業とは、自分の価値を一社だけでなくより広い範囲で発揮し、もっと自分らしい働き方を実現する方法なのです!
複業・パラレルキャリアの主な目的は生きがいや自己実現! ── 収入をまったく目的としない場合もある!
複業やパラレルキャリアは、根本的な思想が「副業・兼業」や「ダブルワーク」とはやや異なります。
そのため、複業やパラレルキャリアで行う活動は、必ずしも仕事だけとは限りません。本業の他にボランティア活動やNPO活動などに注力することも複業の一種と考えます。近年では、「自分のスキルや知識を社会にもっと役立てたい」という考えで専門性を活かしたボランティア活動(=プロボノ)に取り組む人も増えています。このような活動は自身にとっての「やりがい」や「生きがい」になると同時に、自分自身の多様性や可能性を広げてくれるのです。
スラッシュキャリア・スラッシュワーカーなども複業と似た意味の言葉
複業やパラレルキャリアと似た言葉には、他にも「スラッシュキャリア」などがあります。
スラッシュキャリアとはアメリカのジャーナリストMarci Alboher(マーシー・アルボハー)氏が提唱したもので、複数の職業に携わり、さまざまな肩書きを活用しながらキャリアを形成していくことを指します。SNSなどでプロフィールを記載した際、「Webデザイナー / コピーライター / マーケティングコンサルタント」などといったようにスラッシュ(/)が増えていくことから名付けられました。
スラッシュワーカーは、多種多様な業務に関わることからフリーランスとして活動する人が多い傾向にあります。また、どの業務が「本業」か意識しない人も多く、「本業を持たない働き方」と言われることもあります。
④ 伏業とは? ── 会社に隠れてダブルワークや副業を行う働き方
「伏業」は「潜伏」の「伏」という字からもわかる通り、会社に隠れて副業やダブルワークを行い、副収入を得ることを意味する造語です。多くの場合、会社が従業員の兼業・副業を禁止している場合に行われます。
伏業は当然ながらリスクを伴いますが、インターネットが発展して自宅にいながら行える副業が増えたことで、近年では伏業しやすい環境が整っています。また、社会全体としても「副業解禁」の流れになっており、不当に副業を禁止しにくい風潮ができつつあるので、たとえバレてしまったときも会社にさえ迷惑や損害を与えていなければ、見逃されることが増えています。
もちろん、本来なら「伏業」にはせずオープンな「副業」や「複業」を実践するのが望ましいですが、現実的には難しい場合も多いものです。そのため「伏業」の実践者の数は多く、株式会社フクスケが行なったアンケート調査では、4人に1人以上が「伏業をしたことがある」と回答しています。
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「副業」や「働き方の多様性」が注目されている背景 ── いま副業・複業を始めるべき理由
副業をはじめとする多様な働き方にいま注目が集まっているというのは、きっとあなたも肌感覚で感じているはずです。その影響は大きく、企業側もジェンダーギャップの解消やリモートワークの普及、フレックスタイムの導入などを整備しないと優秀な人材の確保が難しくなっているほどです。
このような労働環境の変化は、政府の「働き方改革」や日本企業の国際競争力の低下、経済状況の悪化、終身雇用制度の崩壊、価値観やライフスタイルの多様化、スマホやSNSの普及、そしてコロナ禍によるパラダイムシフトなどさまざまな要因が絡み合って加速しています。
そのような環境下で、日本政府も「働き方改革」を推進し、副業解禁やリモートワークやフレックスタイムの促進などに力を入れています。これからの時代は、ますます副業・複業が大切になってくるのです。
これからの時代は「スキルやキャリアの向上につながる副業・複業」が超重要!
これからは、副業などに取り組みながら個人としてスキルや実績を高め、「自分のキャリアを自分で選んでいく」時代です。「新卒で就職した会社に定年まで勤め上げる」という昭和や平成の就労モデルはすでに崩壊しています。日本を代表するあのトヨタでさえ「終身雇用を守っていくのは難しい」と公式に発表していますし、ソニーや日立、パナソニックなど大手家電メーカーは年功序列制度をすでに廃止しました。たとえ大企業といえども、会社が従業員を守り続けることは難しくなっているのです!
当然、副業・複業をすれば、収入も向上しますし、そこで身につけたスキルや知見は、今の会社のなかで活躍するためにも役立ちます。収入面のためにも、自分らしく生きるためにも、副業・複業がいま求められているのです。
正社員の副業・複業には企業側もメリットがある
企業側にとっても、副業・複業の必要性は高まっています。今の時代においては、従業員の兼業・副業を禁止するよりも副業解禁した方がメリットが大きいのです!
副業や複業を解禁すれば、良い人材が辞めずに留まってくれる可能性はグッと高くなりますし、逆にフリーランスや他社の優秀な人材が自社のもとに集まりやすくなります。また、労働環境を整備することで社員の生産性も高まりますし、テレワーク化などによってコスト削減にもつながります。さらには、企業イメージの向上やブランディングにもなり、会社にとってもメリットは大きいのです!
まだ現在では、副業解禁は末端まで行き届いていないのが現状ですが、解禁の流れは今後も続いていくものと考えられます。副業実践者もどんどん増えてくることが予想されますので、早めに始めておくのが得策です。
【補足】ダブルワークが会社に認められず、おすすめもできない理由
副業を実践するうえで、気をつけたいのは「パート・アルバイト・派遣」などの「ダブルワーク」をしたところで意味はないということです。ダブルワークは、会社側にも実践者側にもメリットがあまりないのです。
実践者本人にとっても、ダブルワークはメリットよりもデメリットの方が目立ちます。本業とは別にバイトや派遣をすれば、総収入が増加することは間違いありません。しかし、会社員では時間の都合上、ダブルワークで十分な稼ぎを得ようと思うと休息やプライベートの時間を削る必要があります。ただでさえ本業だけでも忙しい日本のサラリーマンでは、ダブルワークによるストレスや疲労の蓄積は馬鹿になりません。その影響は日に日に溜まっていくので、だんだんと辛い状況に追い込まれてしまうのです。
就業規則に「兼業・副業の禁止」があっても安全に副収入を得る方法はある?
副業やダブルワークをしたいけど、就業規則で禁止されていて悩んでいるという方も多いでしょう。「伏業」という選択肢もありますが、できるだけリスクは避けたいものです。「兼業・副業の禁止」の就業規則があっても、安全に副収入を得る方法はあるのでしょうか?
結論、あります。まったく問題のない副収入もありますし、グレーではあるもののたとえバレても問題になりにくいものもあります。また、ルール的にはアウトでも、気をつけていればほぼバレる心配のない「伏業」向きの副業もあります。
詳しく解説しましょう。
副業禁止の会社でも「問題なく副収入を得る方法」
まず、完全に問題のない副収入を得る方法と、グレーではあるものの問題になりにくい副業をご紹介しましょう。
- 副業禁止でも「資産運用(投資)」ならまったく問題にならない!(※ 資産運用は副業に入らない)
- 副業禁止でも「ブログ」「ハンドメイド販売」「ポイ活」など「趣味の延長」とみなせるものは許可されやすい
「資産運用(投資)」は「仕事」や「事業」とみなされないのでまったく問題ない!
株式投資や不動産投資、Fxなどの「資産運用」は「業務」ではないため、兼業・副業にはあたりません。そのため、就業規則で兼業・副業が禁止されていても、特に問題なく行うことができます。
投資では、大きく稼ごうとは思わず「少しずつ着実に増やす」ことを意識した運用がおすすめです。副業で得た利益などをローリスクに運用していけば、少しずつ着実に貯金を増やしていけるでしょう。
「ブログ」「スキル販売」「ポイ活」なども規模が小さければ「趣味の延長」として許されやすい
副業禁止の会社でブログやハンドメイド販売、LINEスタンプ販売などで利益を得るのはグレーではありますが、そもそもバレにくいうえ、たとえバレたとしても「趣味の延長」として許される場合がほとんどです。実際、株式会社ビズヒッツが実施したアンケート調査でも「副業がバレて困ったことはなんですか?」という質問への回答数1位は「特になし」となっており、次のように報告もされています。
“副業禁止の職場でも「本業に支障がなければOKとされた」「今のところ、内緒にしてもらえている」など、「困ったことはない」と答えた人が多数いました。”
──【副業がバレた理由ランキング】男女294人アンケート調査「副業がバレた理由に関する意識調査」 | PR TIMES
とはいえ、許されるためには本業の仕事に支障をきたしたり、会社への損害を与えたりしないことが大前提です。ただし、副業の規模や収益額次第では認めてもらえないこともありますので、不安ならば事前に相談してみると良いでしょう。
本来アウトだけど「ほぼバレない副業」もある ──「ネット系副業」はバレにくいので伏業向き!
以下の副業は副業禁止の規定に引っかかるものですが、気をつけていればほぼバレるリスクをかなり下げることができます。
- クラウドソーシングなどを使った「データ入力作業」「Webライティング」「Webデザイン」などの業務委託案件
- 匿名・顔出しなしで行う「ブログ運営」「オウンドメディア運営」「YouTubeチャンネル運営」など
- ココナラなどを利用した「イラストサービス」や「ハンドメイド販売」など
- 「LINEスタンプ販売」や「iOSやAndoroidアプリの個人開発」など
このようなネット系の副業は、他社との「雇用契約」を結ぶことがないため、確定申告の注意点など押さえるべきポイントを知っていれば、バレるリスクはかなり低いです。ネット上の活動なので、副業中にばったり出くわすなんてことも避けられます。伏業を実践したい方には、非常におすすめです。
ただし、伏業するならバレないための注意は入念に!
もし伏業をするのであれば、バレないための対策は必須です。次の点は特に注意が必要なので、必ず押さえるようにしましょう。
- 他社と雇用契約を結ぶバイトや派遣などは避ける
- 確定申告を必ず行い、住民税の「自分で納付」欄にチェックをいれる
- 年末調整時に会社に提出する書類にミスがないよう十分に気をつける
- スマホ画面に表示された通知などからバレないように対策をしておく
- クラウドソーシングやSNS上に身バレにつながる情報を残さない
他社と雇用契約が必要なバイトや派遣とのダブルワークの場合、住民税の仕組みからほぼ確実に会社にバレてしまいます。これは現金手渡しだろうと1日限りの単発バイトだろうと同じですので、バレたくないのなら避けるようにしましょう。
副業を始める際の注意点 ── 絶対にチェックしておくべき4つのポイント
最後に、副業を始める際に必ずチェックしておくべき注意点について解説いたします。
- 会社の就業規則や副業の雇用形態を必ずチェックする ── 兼業・副業が禁止されていたら対応を考えよう!
- 収入以外にも得るものがある仕事を選ぶ ── スキル・知識・実績等の「積み上げ」になる仕事をしよう!
- 副収入を得たら必ず確定申告をする ── 20万円以下でも「住民税の申告」は必須!
- 本業とのバランスに注意する ── 本業の安定収入があってこその副業ということを忘れるな!
順に解説いたします。
① 会社の就業規則や副業の雇用形態を必ずチェックする ── 兼業・副業が禁止されていたら対応を考えよう
副業を始める前に、まずは必ず会社の就業規則をチェックし、兼業・副業に関する規定がないか確認しましょう。もし禁止や許可についての規定がなければ問題ありませんが、規定がある場合は「OKな副業とダメな副業」「副業を認める条件」をしっかり理解しておきます。
規定によっては「伏業」することも視野に入ってきます。その場合、バレないための副業内容の選び方や税金面などの注意点をよく理解して実践する必要があります。
② 収入以外にも得るものがある仕事を選ぶ ── スキル・知識・実績等の「積み上げ」になる仕事をしよう!
副業ではバイトや派遣などで「ただ現在の収入を増やす」のではなく、副収入を得ると同時に「スキルアップ」や「個人としての実績の積み上げ」などにつながり、自分の市場価値を向上できるものを選ぶことが大切なのは前述した通りです。具体的には、次のような副業がおすすめです!
- PC操作や在宅ワーク、ネット副業に慣れるための「パソコンを使った単純作業の業務委託案件」
(例 : データ入力作業、音声データの文字起こし、動画への字幕入れ、ネットショップの出品代行作業、etc.) - スキルや実績が身につき、経験に応じて稼ぎが増える「専門性のある業務委託案件」
(例 : Webライティング、Webデザイン、動画編集、YouTubeのサムネイル作成、プログラミング、etc.) - 良質なコンテンツを積み上げ、広告やアフィリエイトによる半不労所得の構築を狙う「メディア運営」
(例 : ブログ運営、オウンドメディア運営) - 自身のスキルや特技とアイデアでサービスを運営し、ネットを通して販売する「スキル販売」
(例 : イラストサービス、写真販売、ハンドメイド販売、オンラインコンサル、各種オンラインレッスン、etc.)
具体的にやりたいことがあったり、何かスキルを持っていたり、発信できる専門分野を持っているなら、②〜④のどれかがおすすめです。逆に、もしスキル等に自信がない場合、まずはデータ入力作業などを通して基本的なPCスキルやネット副業のやり方に慣れていくことをおすすめします。
③ 副収入を得たら必ず確定申告! ── 20万円以下でも「住民税の申告」は必須
副業で20万円以上の利益を得たら、自分で確定申告をする義務が生じます。20万円以下の場合でも、1円でも利益があれば「住民税の申告」だけは必要ですので、副業をしたら必ず税金の申告が必要になると覚えておきましょう。
もし申告しないでいたことがバレてしまうと、あとになって追徴課税が課せられて高額な支払いを余儀なくされる恐れがあります。しかも、追徴課税は原則一括払いであるうえ、発覚までに時間がかかるケースが多く、数年分をまとめて請求されて高額な支払いになるおそれもあります。リスクが大きいので、確定申告は行うようにしましょう。
(関連記事)【総まとめ】副業の税金 | 確定申告はいくらから? 住民税はどうすればいい? 全部わかる「副業の税金」のこと(※近日公開予定)
④本業とのバランスに注意する ── 本業の安定収入があってこその副業ということを忘れるな!
当たり前のことですが、副業をする際は本業やプライベートとのバランスを取ることが大切です。副業のせいで体調を崩してしまって本業にまで支障をきたしてしまっては元も子もありません。副業は、収入のためにも未来投資のためにも重要なものですが、なんだかんだ言って本業あってこその副業です。本業の安定収入があるからこそ、長期的な目線で副業を育てていけるわけですので、「副業の基本は本業ファースト」「副業をやるからこそ本業に力を入れる」という姿勢を忘れないようにしましょう!
【まとめ】副業で「未来の選択肢」を広げ、自分らしい生き方・働き方に向かっていこう!
兼業・副業・ダブルワーク・複業・パラレルキャリア・スラッシュワーカー・伏業など多種多様な働き方がありますが、結局のところ大事なのは「自分のキャリアや生き方を自分で決めること」です。「個の力」が重視されるこれからの時代を生き抜き、自分らしくイキイキと活躍するためには、やはりスキルや実績が重要です。まずは「伏業」でも良いので「副業」からスタートして、自分の市場価値を高めていきましょう!
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