「副業ブーム」と言われるコロナ禍の現在。でも、まだまだ副業禁止の会社も多いですよね。「うちの会社は副業禁止なんだけど、どこまでなら許されるのかな……?」と疑問に思っている人も多いはずです。副業とはいったい、どこからどこまでの副収入のことを言うのでしょうか?
【ポイント】結論、「雇用契約のある派遣やアルバイト」「業務委託契約で行うフリーの仕事」など、他社の業務に従事して給与や報酬をもらう仕事は基本的にすべて副業とみなすべきだと言えます。
逆に、「アフィリエイトブログやYouTubeなどによる広告収入」「イラストやハンドメイドなどのスキル販売」「LINEスタンプ販売やスマホアプリ開発」「ポイ活」「仮想通貨やFxなどの金融投資」など、他社の業務に従事しない副収入なら「副業」とみなしにくく、そもそもバレにくいため副業禁止の会社でも罰せられる可能性は低いといえます。
なぜそのように言えるのか、その詳しい理由や副業禁止の会社でも実践しやすい副業についてなどを解説していきます。
最大手美容室チェーンで売上.指名共に1位を獲得し独立するものの猛烈な赤字でスタート。マーケティングを学び駆使した後、圧倒的な黒字化の仕組みを構築。サロン経営者にコンテンツセールスやコンサルをスタート。3年で複業月収8桁を達成。600名以上が登録する無料オンラインサロン(MAKE TIME)や、”ロイヤル顧客リピートで満席の仕組み”を構築できる実践型のオンラインサロンを運営。コンサルタントとして50件以上のサロンを年商800万~3000万以上UPさせた実績を持つ。現在ではサロンのロイヤルリピート経営の仕組み化や、複業のサポートコンサルを継続中。
- 副業の範囲はどこからどこまで? 副業の定義と会社にバレる副業・バレない副業
- YouTuberは副業になる? ブログは? 投資は? よくある疑問にまとめてお答え!
- 【Q1】WebライターやWebデザイナーとしてクラウドソーシングを通して仕事を受注するのは副業になりますか? また、バレる確率は高いですか?
- 【Q2】ブログやYouTuberって副業になりますか? ブログやYouTubeで稼ぐって難しいですか?
- 【Q3】メルカリやヤフオクでの転売(せどり)は副業になりますか? また、せどりって法律的に大丈夫なのですか?
- 【Q4】ポイ活は副業になりますか? あと、ポイ活って稼げますか?
- 【Q5】ハンドメイドやイラストをココナラ等で販売するのは副業になりますか?
- 【Q6】お金をもらってイベントに参加して登壇する場合などは副業になりますか?
- 【Q7】趣味でコンテストに応募した本が入賞して書籍化された場合は副業になりますか?
- 【Q8】仮想通貨やFxの投資は副業になりますか?また、iDeCoやNISAならどうですか?
- 【Q9】マンションやシェアハウス、駐車場などの不動産投資は副業になりますか?
- 【Q10】InstagramなどでインフルエンサーとしてPR案件を受けるのは副業にあたりますか?
- そもそも、会社に隠れてでも副業ってするべき?
- これからは「個の力」をつけていく必要がある!今の時代に副業が必要な理由
- スキルや経験の向上が重要! 正しい副業の選び方
- 会社にバレにくい! おすすめの稼げる副業7選
- バレないように副業をする際のリスクと注意点
- 【まとめ】副業になるかどうかは「他社と関わるかどうか」が最重要!
副業の範囲はどこからどこまで? 副業の定義と会社にバレる副業・バレない副業
まず、一般的な定義でいえば、副業とは「収入を得るために行う本業以外の仕事」のことです。したがって、本業以外のパートやアルバイト、単発派遣などはもちろん、ハンドメイドのアクセサリー販売やLINEスタンプ販売、株式投資やFxなども副業に入りますし、ブログやYouTubeなども収入が発生していれば副業とみなされるでしょう。
でも、このような定義にあまり意味はないですよね。実際のところ、どこからどこまでが副業になるのか考えるうえで、大切なのは次の2点です。
- 副業していることが税金などで会社にバレてしまうライン
- 副業禁止の就業規則に抵触して罰せられてしまうライン(バレたときに許されないライン)
この2点について、詳しく解説していきます。
①副業していることが税金などで会社にバレてしまうライン
株式会社ビズヒッツが実施した2021年の調査「副業がバレたことによる意識調査」によると、副業がバレたきっかけのトップは「副業をしているところを見られた」でした。人前に立つバイトや派遣でどこかに出向く仕事タイプの副業は知り合いに会ってしまうなどバレるリスクが高いといえます。
2番目に多かったのは「PC・スマホを見られた」という理由です。スマホの通知設定は非表示にしておき、職場のPCを使って副業のことをするのもバレるリスクが高いのでやめておきましょう。たとえ休憩中であっても、会社で副業関係のことをするのはおすすめしません。
そしてそれほど気をつけていたにもかかわらずバレてしまう原因が「住民税」です。給与所得がある場合、基本的に税金や社会保険関係などはその給与から天引きされます。もし副業で雇用契約を結んだ場合、その収入にかかる税金のうち、住民税だけは1番所得の多いところ、つまり本業の所得に加算して計算・請求されるのです。
逆に雇用契約のない業務委託やそもそもどことも契約を交わさない「せどり」や「ブロガー」など個人で行うものに関しては、確定申告の際に『自分で納付』を選んで別途納税すれば住民税経由でバレる心配はありません。
ただし、上記のように申告しても、もし赤字申告をすればバレることがあるので気を付けましょう。
一旦、ここまでの話をまとめましょう。副業が税金などからバレてしまうラインは、「雇用契約があるとバレる、なければバレにくい」といえます。
② 就業規則の副業禁止に抵触してしまうライン
とはいえ、万が一バレてしまったときのことも考えておきたいですよね。そうなると次に大事なのは、「もしバレてしまったとき、会社の副業禁止の規定に抵触するかどうか、にペナルティを受けるかどうか」のラインを知ることですね!
実のところ、そもそも会社は"正当な理由もなく"社員の副業を全面的に禁止するべきではないとされています。日本国憲法では「職業選択の自由」が保障されているため、会社が社員の副業を禁止・制限するには妥当な理由が必要なのです。
この妥当な理由のラインについて、国の見解を示しているのが「モデル就業規則」です。就業規則の模範として国が提示しているこのモデル就業規則では、副業・兼業に関して次のように定めています。
“労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は制限することができる。① 労務提供上の支障がある場合
② 企業秘密が漏洩する場合
③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④ 競業により、企業の利益を害する場合”
── 厚生労働省労働基準局監督課 『モデル就業規則(令和3年4月版)』より
ここに書かれていることを簡単にまとめると、つまりは「会社に損害を与える可能性がある副業は認めない」と言っているわけです。
モデル就業規則からわかる「認められない副業」のライン
「会社に損害を与える可能性がある副業」とはいったいどういうものなのか?詳しく説明しましょう。
先に結論をまとめると、下記にあたる副業は会社に損害を与え得るとみなされ、処罰の対象になる可能性が高いです。
- 会社の企業秘密の漏洩や名誉・信頼を損ねるリスクがある副業
- 会社の業務と競合する副業
- 他社と雇用契約を結ぶ副業
- 疲労や睡眠不足などで業務に支障をきたす副業
- 本業の業務中に急な対応が必要となる恐れのある副業
わかりやすいのは、同業他社での副業です。顧客の取り合いになりますし、機密情報や顧客情報の漏洩リスクもありますね。そのため、競合での副業がバレると減給や降格、最悪は懲戒処分になるおそれもあるのです。
また、他社と雇用契約を結ぶ場合、なにかあったときにどちらの責任になるかなどの問題が発生します。残業時間の算出などにも法的に関わってくるので、たとえ競合ではなかったとしても、他社との雇用契約を結ぶ副業は会社が認めない可能性が高いです。
それに、副業に没頭するあまりきちんと休養が取れていなくて、本業就業中に居眠りやミスが続くと、損害を与えていると判断されてしまうかもしれません。「パーソル総合研究所 第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」でも副業禁止にしている理由の2位と3位に、「疲労蓄積による業務効率の低下」や「過重労働を懸念する」という内容がランクインしていました。
さらに視点を変えてみてみると、本業で得たスキルや情報をもとに他社で働くのは、会社にとっての損失になるといえます。会社は新人教育のために多額の予算をかけています。特に、同業種への従事は本業の予算をつかって競合他社へ貢献することになり、利益を害しているとみなされる可能性があるのです。
- その副業は本業の会社との信頼関係を失うものではないか?
- 副業による疲れなど本業に支障をきたしていないか?
もう一度確認してみましょう!
まとめると「個人事業主として、会社に損害を与える可能性のない副業」をすればよい!
ここまでの話をまとめると、次のような選び方をすれば安心ということです!
- 本業と関係のない業種を選ぶ
- 本業中に対応しないといけなくなる緊急性のある副業は避ける
- 業務委託や個人で完結する副業を選ぶ(※ 業務委託はやや注意)
そして適度に休息はとり、本業に響くほどの疲れは残さないように気を付けましょう。
YouTuberは副業になる? ブログは? 投資は? よくある疑問にまとめてお答え!
ここまでは副業になるかどうかの基準を詳しく解説しましたが、これだけではまだちょっと不安という方も多いでしょう。そこでこの章では、よくある具体的なケースごとに「副業とみなされるか。バレやすいか」などよくある疑問にお答えしていきます!
【Q1】WebライターやWebデザイナーとしてクラウドソーシングを通して仕事を受注するのは副業になりますか? また、バレる確率は高いですか?
基本的に、副業とみなされます。フリーランスとして他社と業務委託契約を行い仕事をすることになるので、会社の就業規則に抵触し、問題になる可能性は高いです。とはいえ、顔や本名を出さずにやるならバレる可能性は低いといえるでしょう。
ただし、クライアント先が源泉徴収のために本名や現住所の照会を求めてくることもあります。運悪く、そのクライアントやその関係者にあなたのことを知っている人がいたとしたらその源泉徴収をきっかけにバレないともいいかねません。
確実にバレないようにしたいなら、源泉徴収をしているクライアントを避けて仕事を受注するとよいでしょう。他にも、オンラインミーティングや取材系の仕事も避けると安全です。
【Q2】ブログやYouTuberって副業になりますか? ブログやYouTubeで稼ぐって難しいですか?
線引きが難しいところですが、やり方次第では趣味と言い切ることができます。とはいえ念の為、顔出しはもちろん、本人を特定されるような内容の発信はやめておきましょう。
また、本業で得た知識を活用して発信していると、会社に損害を与えているとみなされるリスクは高まります。特に、会社に損害を与えかねないネガティブな発言をすることはもってのほかです。ブログやYouTubeをするなら、本業とは関係ないことで行うと安心です。
【Q3】メルカリやヤフオクでの転売(せどり)は副業になりますか? また、せどりって法律的に大丈夫なのですか?
基本、副業にはなりませんが、様々な注意すべき点があります。まず、不要になった自分のものを販売する分には問題ありませんが、販売目的で「中古品を仕入れて販売する」場合は、古物商許可をとる必要があります。
また、医薬品や薬機法にかかるサプリ等やチケットの転売などは認められません。以前にポピヨンヨードが含有されたうがい薬の転売が話題になりましたよね? あれは第3類医薬品に該当するため、販売許可をもっている者以外の販売は医薬品医薬機器等法に違反する違法行為です。販売したいものが違法にあたらないか、確認してから取り扱うようにしましょう。
また、せどりとはこれから値上がりしそうなものを早めに仕入れ、価値が上がってから売却するビジネスのことで、時代を先読みする力が必要です。仕入れを伴うので、在庫をかかえるリスクもあります。
せどりは現在のところ法律的に問題はありませんが、転売目的の買い占めなどが問題視されており、これから法規制がされる可能性もあります。上記のようなリスクからも慎重になったほうがいいかもしれません。
【Q4】ポイ活は副業になりますか? あと、ポイ活って稼げますか?
副業にはなりませんが、あまりおすすめできる副業ではありません。
ポイ活はゲームなどをクリアすることでポイントをもらえて、そのポイントを様々な商品に交換できるというものです。初期費用もかからず簡単にできるため主婦の間で人気ですが、時給に換算するともらえる金額は少なく稼ぐには非効率です。
また、クレジットカードをうまく活用してポイントを貯める方法もありますが、ポイントを溜めることに意識が強くなりすぎて無駄な買い物をしてしまうなんてこともあります。
趣味の範囲でポイントが溜まるゲームをしたり、日常で使うカードの使用額を限定しておくなどの範囲であればいいかもしれません。しかし稼ぐ目的でポイ活するのは、長く続けてもスキルの向上にもならないのでおすすめしません。
【Q5】ハンドメイドやイラストをココナラ等で販売するのは副業になりますか?
趣味の範囲であり、副業とは判断しにくいでしょう。しかし規模によっては指摘されることもあるので、バレないに越したことはありません。
ココナラやBASEなどを利用する際は、「特定商取引法」に注意しましょう。ネットショップを運営する場合、かつては特定商取引法が適応され住所や電話番号、事業者名の記載が誰でも見えるように公開する必要がありました。現在では法改定されて非表示でも可能になりましたが、住所や名前などを非表示設定にするのを忘れないようにしましょう!
【Q6】お金をもらってイベントに参加して登壇する場合などは副業になりますか?
副業になります。内容によっては大きな問題になり得るため、事前に会社に確認をとりましょう。話す内容などについても細かく確認しておくほうがトラブル回避のためにもよいといえます。特に会社名や会社での肩書きを出したり、会社で得た情報・スキルなどに関係する場合には、必ず許可を取るべきです。
なお、本業から離れた趣味や自身の経験で得たスキルを発信することであればモデル就業規則にも抵触しません。
たとえば金融で働いている人が子育てや家事のコツ、美容のことなどを話すイベントであれば本業に損害を与えることはまずありませんよね? とはいえ、人前にでるのであればバレるリスクは高いですし、会社との信頼関係を築く意味でも事前に確認しておいた方が無難ですね。
【Q7】趣味でコンテストに応募した本が入賞して書籍化された場合は副業になりますか?
副業になります。ペンネームなどを使えばバレない可能性もありますがバレる可能性は高く、バレたときも大きな問題になりかねません。書籍化の話が出た時点で必ず会社に確認をとりましょう。
顔出しや本名を出さず本業に関係することを書いていないのであれば、損害を与えるものではないので処分や解雇は不当になりますが、今後も会社と良好な関係を維持したいのであれば事前に相談してすすめていくべきですね。
【Q8】仮想通貨やFxの投資は副業になりますか?また、iDeCoやNISAならどうですか?
仮想通貨やFx投資は事業にならないので、副業とはいえません。ただし、パソコンに張り付いて値動きを常に確認する必要があるものについては本業に支障をきたす恐れがあるため、グレーゾーンの可能性もあります。
一方で、iDeCoやNISAならとてもおすすめです。これらはコツコツ積み立てるもので、細かくチェックする必要がありません。将来の資産形成や老後の資金形成になりますし、税金対策にもなるので積極的にすべきですね。
【Q9】マンションやシェアハウス、駐車場などの不動産投資は副業になりますか?
副業とみなされるイメージが強いですが、実は家賃収入は副業にはあたらないとされています。実質管理を第三者に委託することもでき、本業に影響を及ぼすこともないためです。
とはいえ、所有の規模が一定を越えてくると副業とみなされます。具体的には区分マンション10室以上や駐車台数10台以上の駐車場管理などです。詳しくは、以下のサイトなどをご覧ください!
なお、会社の就業規則によって違うこともあるので確認したうえで、もし不安点があるならば社内の担当者に確認をとってみることをおすすめします。
【Q10】InstagramなどでインフルエンサーとしてPR案件を受けるのは副業にあたりますか?
趣味と言い切ることもできるので、比較的安全だと思います。ただ、名前や顔を出していると会社にバレるリスクが高くなるため、トラブルを回避したいなら匿名で行うか、案件を受ける前に会社へ相談するのが安心です。
いまやInstagramなどSNSのユーザーは8,000万人ともいわれています。匿名でも持ち物や話し方などからバレるリスクは高くなっていますので、案件を受けるほどの規模になったら会社には話しておいた方が良いでしょう。また、本業に影響を及ぼすような案件を受けないように配慮することも大切ですね。
そもそも、会社に隠れてでも副業ってするべき?
結論、するべきです!
終身雇用の終わりが近づき、アメリカなどのように成果報酬型のジョブ型雇用が日本でも始まっています。新卒大量採用が主流だった大企業でも積極的な中途採用が本格化し、時代はスキルをもった即戦力となる人材を求めるようになってきています。
そんな時代に、会社に依存した働き方だけで個の力を高めていくことができるでしょうか?
実際、パーソル研究所がすでに副業を始めているひとへ実施した「副業の実施動機」の調査では、副業を始めた理由で「収入補填」についで多いのは「スキルアップや自身の活躍の場を増やしたい」でした。
これからの時代は「自分の市場価値」を高めることが非常に重要です。そのため、本業とは別に副業を行い、個人としてスキルや実績を積んでおくことが大切なのです!
これからは「個の力」をつけていく必要がある!今の時代に副業が必要な理由
これからの時代を生き抜いていくには、副業で「個の力」をつけていく必要があります。理由としては以下の5つです。
①「終身雇用」「年功序列」といった「日本型雇用」の崩壊
かつては一生一社で、一度就職すれば一生安泰。潤沢な退職金で退職後の生活まで保証されていました。しかし今や大企業でも経営状況は不安定で、大手家電メーカーでも年功序列の廃止を決定し、あのトヨタですら「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言しています。
退職金の平均額も1997年をピークに1,000万円以上減少していて、老後は退職金で悠々自適にというのはかなり厳しいといえます。会社に就職できたら安心ではない以上、いつでも転職や独立などができるように準備しておくことが大切なのです。
② 高齢化による「人生100年時代」の到来
医療や食文化などの発展により、2021年には100歳を越える人は8万6510人に達しました。ベストセラーとなったリンダ・グラットン氏の著書『ライフシフト』でも引用されている海外の研究結果によれば、日本で2007年に産まれた子供については107歳まで生きる確率が50%といわれています。
寿命が長くなれば、心配なのは老後のお金です。十分な貯金ができている人なら問題ないですが、何千万円も老後資金を残しておくのはなかなか難しいです。でもそんなとき、副業を通じて「稼ぐスキル」を持っていれば何とかなります。そもそもフリーランスには定年という概念自体ありませんし、ベテランの知識・経験を求める企業はたくさんあります。
とはいえ定年退職後に何かを始めるのは大変ですので、本業があるうちから副業として何かのスキルを身につけておくのが大切なのです。
③ インターネットの発展による、時間や場所の制限からの解放
インターネットの普及により、仕事内容によってはパソコンやスマホがあればどこでも働ける時代になり、最新で専門的な情報も簡単に得ることができます。
また、どこでもパソコン一台で働けるということは、時間的にも余裕が生まれるということです。出勤前に少し早起きして1時間、夕飯後に1〜2時間と、自宅での空き時間を有意義に使って副業することができますね。
インターネットの発展により個人でできることが増えた今の時代では、経済格差も情報格差もどんどん広がっています。いままでは産まれた環境の格差が就職や収入格差へつながっていましたが、これからは違います。個の力で乗り越えられることが増えた現代では、やり方次第で一発逆転も可能なのです!
④ 働き方改革による副業解禁とコロナ禍によるリモートワークの普及
副業元年ともいわれる2018年。政府が働き方改革にともなうモデル就業規則を改定したことをきっかけに副業人口が一気に増えました。
その副業解禁を後押しするかのように、コロナをきっかけにリモートワークが普及し、身支度の時間や通勤時間がなくなりました。朝寝坊をするのもよいかもしれませんが、その時間を副業に使うことでスキルアップをして他の人から一歩抜きん出ることができます。
コロナ禍で副業を始める人が増えていて、今後さらに増える見込みなので、早めに始めるべきですね!
⑤ 人々の価値観や人生観の多様化
コロナをきっかけに生き方や働き方を見つめ直し、ライフワークバランスを考える人が増えました。仕事だけじゃなく、「趣味や家族、友人との時間を優先する」。そんな生き方が認められる社会に変わりつつあります。
副業を始めることでそんな生き方を叶えることも可能です。YouTubeやブログなどで趣味を活かしたり、家族と時間を過ごした後の余暇時間を使ったりしてできる仕事がたくさんあるのです。
また、単にお金を稼ぐことではなく、自己成長を目的とする「複業(パラレルキャリア)」という考え方も徐々に浸透しています。まずは「副業」からはじめて、スキルアップとともに「複業家」を目指してみるのも良いですね!
スキルや経験の向上が重要! 正しい副業の選び方
「副業をするべきだ!」とは言いましたが、とはいえ副業ならなんでもいいというわけではありません。選び方にもポイントがあるので、そのポイントを5つお伝えします。
① 副業をする目的を明確にする
ここでいう副業の目的は「稼ぐ」ではありません。その副業を通して「自分はどうなりたいか? 何を得たいか?」を考えてみてください。
たとえば、「今は子供と過ごす時間を優先したいけど、子供の手が離れたら副業をきっかけに得たスキルで再就職したい!」「文章力や表現力を鍛えて提案力や営業力を高めたい!」など、このように副業をする目的がはっきりすることで、どんな副業をするべきか見えてくるのです。
② 継続やスキルアップに伴って収入の向上や独立が狙える
単発の仕事で終わり!ではなく、継続することで構築される人間関係や得られるスキルがあるか?それをきっかけに収入アップや会社からの独立が可能かどうかも副業を選ぶ際の大切なポイントです。
たとえばWebライターの副業なら、未経験の頃は1文字1円以下からのスタートかも知れませんが、実力がついてくれば1記事で3万円、5万円などといった仕事もあります。努力次第ではありますが、時給換算で3,000〜4,000円程度なら、誰にでもチャンスがあります。当然そうなれば、独立してWebライターを本業にする選択肢も生まれてきます。
このように、スキルや実績がついてくれば時間単価が上がる仕事を選ぶことが大切なのです。
③ リスクが高いもの、高額な初期投資が必要なものを避ける
失敗したら取り返しがきかないようなリスクが高いものや初期投資の準備金が高額になるものは避けましょう。本業どころではなくなるし、利益専攻になり本来の目的を見失ってしまう恐れがあります。
たとえば実店舗を構えて商売を始めるとか、大量に仕入れをして在庫を抱えるなどはノウハウがわかるまではリスクが高いといえます。また、スキルを得るために高額商材を買ったり、信憑性の低いスクールやオンサインサロンへ高額料金を払って入るというのも慎重になったほうがいいですね。
特に、最初から高額な教材・スクールに手を出すのは得策ではありません。まずは独学で努力してみて、本当にこの道に進みたいか確認した方がお金が無駄になるリスクも減りますし、スクールに通うにしても、実践経験があったほうが学びも早いです。
また、良い教材・良いスクールを見極める目も養われるので、そういった意味でも最初は独学で頑張ってみるべきですね!
④ あまり苦にならないものを選ぶ
何事も軌道に乗るまではしんどいことも少なくありません。特に、スキルや実績が収入に直結する仕事の場合、はじめは頑張った割にまったく稼げないことも少なくありません。
とはいえ、副業の時間があまりに苦に感じてしまうものはおすすめしません。継続することも結果を出すことも難しくなります。まずはやってみて、「楽しい!」とまではいかなくても「これなら続けられるかな」くらいで大丈夫です。成果がついてくれば、楽しさもわかってきますので、無理なく続けられそうなことを選んでみましょう。
⑤ 本業とシナジーを生み出せるのがベスト
シナジーとは「相乗効果」を意味します。副業を選ぶ際に同業他社はNGですが、まったく関係ないものよりは、本業で活かせるスキルを身につけられる副業がおすすめです。今後独立する際には本業でベースになったものを活かせますし、本業で昇進を狙うなら尚更です。
パーソル総合研究所が行った「副業による本業へのプラス効果」の調査によると、『スキル・知識の変化』『マインドセットの変化』など副業実践者の3~4割が本業にプラスの効果があったと実感しているのです。
会社にバレにくい! おすすめの稼げる副業7選
スキルや経験の向上は副業えらびに大切なポイントですが、副業禁止の会社で働いているならバレないことが大前提ですよね。ここではバレにくくてしっかり稼げるおすすめの副業を7つご紹介します。
【おすすめの副業7選】
- Webライター
- ブロガー
- Webデザイナー
- コーダー
- プログラマー
- 動画編集
- サムネイルやバナー作成
これらの副業についての詳細は、また別の記事で解説いたします!
バレないように副業をする際のリスクと注意点
ここまではなぜ副業がおすすめなのか、どんな副業がおすすめなのかを解説してきましたが、副業にはデメリットや注意点もあるのを忘れてはいけません。最後に、副業の気をつけるべきポイントを簡単にご紹介しましょう。
① ワークライフバランスが崩れやすい
「成果を上げたい!早く結果を出したい!」と焦らんばかりに、ついつい余暇の時間を削ってしまう恐れがあります。その結果、家族や友達との関係性が崩れてしまったりとなってしまっては本末転倒!仕事と副業ばかりではなく、しっかり余暇の時間を取ることも大切です。
本業に就業規則があるように、自分で副業の就業規則を決めておくことをおすすめします。プライベートの時間を楽しみつつ副業でも成果をあげられるというのが理想のスタイルであり、継続可能でもあるはずです。
② 疲れや睡眠不足、ストレスなどで体調を崩す可能性がある
疲れや睡眠不足は本業に支障をきたすだけでなく、その状況が続くと体調を崩してしまいかねません。「本業に副業、そして家事やプライベートの時間も楽しみたい!」と、真面目な人ほどすべて完璧にやらなきゃと無理してしまいます。
クライアントがいる副業ならば期日は長めに設定してもらったり、体調が優れずどうしても無理そうなときは期日の変更をお願いしてみたりと体調優先でおこなっていきましょう。
睡眠時間は削らず、自分の身体や心の疲れのサインはきちんと汲み取り、休息時間は必ず取ることを忘れないようにしてください。
③ 本業が疎かになり支障をきたしてしまうおそれがある
本業中も副業のことを考えてしまったり、本業の就業中に副業のことをしてしまったりと本業が疎かになるおそれがあります。それをきっかけに副業がバレるという危険もはらみます。
本業の就業時間と副業の時間は完全に切り離してしまうのが良いですね。それに副業である以上、まずは収入の柱である本業をきっちりこなして結果を出していくべきです。もし副業で早く結果を出して本業を辞めたいと思っていても、結果が出る前にバレてしまっては意味がありません。あくまで本業はきっちりこなしたうえで、上手に副業をすすめていきましょう。
④ 副業禁止の会社なら、バレると処分のリスクがある
会社の就業規則次第ではバレたときにぺナルティを受けるリスクがあり、最悪解雇の可能性もあり得ます。処分を受けなくても社内での立場は弱くなり、昇進に響くかもしれません。
どの副業でも絶対にバレないという保証はありませんが、いままで述べてきたようなバレる行動は取らないようにしましょう。そして就業規則はしっかり読み、明らかに処分の対象になることは避けておくべきです。可能であれば、副業OKの会社へ転職することをおすすめします。
⑤ 確定申告が必要になる
副業で得た収入に関しては自分で確定申告をしないといけません。慣れるまでは手間ですし、面倒だからと放置して無申告でいるとそれこそ大きな問題になってしまいます。
最初は大変ですが、副業の確定申告方法はたくさん情報が流れているので、それを参考にすると意外と簡単です。自宅からスマホやパソコンで完結します。副業にかかった費用は経費として収入から引くことができて、場合によっては源泉徴収分などが戻ってくることもあるので確定申告は絶対に行いましょう!
⑥ 雇用保険等の適用対象外となる可能性がある
雇用保険の加入条件のひとつに「週20時間以上の勤務」があります。もし2社の会社に雇用されていて合計の勤務時間が20時間以上越えていてもそれは対象外となります。1社あたり20時間以上である必要があるからです。
基本的に雇用契約を結ぶ副業はおすすめしませんが、本業の会社が副業に寛容的であるならば雇用契約が必要でも容認されることもあるので、雇用保険などについても確認してみましょう。
⑦ 失敗して損をしたり、詐欺にあったりするケースもある
事業というものは必ず成功するという保証はありません。始めるに当たって初期投資した分すら回収できないことや、さらに詐欺にあってしまう可能性もあるため、しっかりと情報収集や勉強を行うことが大切です。
そのためにはSNSなどで繋がりを持ち、正しい情報を収集したり、相談できる仲間を持つことをおすすめします。ただSNSをきっかけにバレるような投稿はしないように注意しましょう。個人を特定されてしまうような発言や写真は危険です!
【まとめ】副業になるかどうかは「他社と関わるかどうか」が最重要!
以上、副業はどこからどこまでがOKなのか?について深堀りしてお伝えしてきましたが、まとめると「他社と関わるかどうか」が一番のポイントになります。『雇用契約を結ぶ』『業務委託契約を結ぶ』などがそれに当たります。
より安全に副業をしたいなら、他社とは契約を結ばずに個人で成立し、見方によっては趣味の範囲といえるYouTuberやブログなどを選ぶと良いでしょう
これからの人生100年時代、終身雇用が保証されなくなった現代社会を生き抜くためには「個の力」が重要なポイントであり、将来の明暗を分けるといえます。それなのに、政府が副業を推奨したにもかかわらず、正社員の副業経験がある人は3割に留まり、副業を認める企業も6割弱という現状です。
そんなまだ動いている人が少ないからこそ、いち早く副業をはじめてスキルアップをしておくことが「個の力」に直結します。収入や将来に不安を抱えているなら、今のうちに副業を始めて自分の市場価値を高めておくのがおすすめです!
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